各国が手本にする自動車王国アメリカの技術
それを開発していこうという社内の組織としての意志力・企画力、生産技術の柔軟な対応力、意志決定をするトップマネージメントの将来への展望力とセンスなどの組織としての総合力である。トヨタでは内部での自主開発をすることによってこれが育っていったと思われる。カー・デザインの良し悪しは、企業の市場対応姿勢云々は別として、簡単にいえばデザイナーをはじめとしてそれに関わる人たちのセンスの良さで決まる。
デザイナーは造形的センスの良さ、その他の部門の人たちはその専門分野でのセンス、そして全体で良い造形センスを生み出すために協力しようというセンスである。現在の自動車メーカー内部では当り前のことでも、ひと昔前はこれが難しかった。ましてライセンス生産から自社開発への移行時は推して知るべしである。トヨタは戦後の乗用車生産再開に当って、撰夷派として、外国からの技術導入ぽ嫌ったが、デザインに関しては開国派だった。トヨタは車づくりのモノを導入したのではなく、コトを導入したのである。
師匠の国アメリカデザイナーが車のデザインをする時には、まずイメージスケッチを何百枚となく描く。それは会議中のノートの端に描く自分用のサムネイルスケッチ(幾指の爪スケッチ、自分の発想のために描く小さいスケッチのこと)から、グループでの検討用や提案用の五分の一スケールスケッチまでさまざまである。この作業に没頭している時は、街で何を見ても自分のアイディアソースに結びつけようとして目をキョロキョロさせる。そんな時は美人よりもかっこいい車の方を目が勝手に追いかけてしまう。
新しい車が欲しくなるときというのは、いつ来るか全く分かりません。街中でかっこいい車を見つけたときには、車査定で自分の今乗っているものを見てもらって、すぐに売って買い換えたこともあります。
手際よくスムーズに車売却を進めるコツをお教えします。まず、いつ買い取ってもらいたいかを具体的に決めます。そうすることで買取業者にもいろいろと説明しやすいですし、対応も違ってくるでしょう。
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ベンツ、BMWを中心としたマル型西ドイツ車が、1981年代の中頃には前年比20パーセント台の伸びを記録し続けてきたが、87年に入ると40パーセントに近くなり、さらに伸び続けていつの間にか街中に氾濫してきた。これに元気づけられて1988年には、これまでにないくらいのマルっこさを持った日産シーマが登場し、異常な売れ行きを記録して国産3ナンバー乗用車の独壇場を築いた。
比較的高額な輸入車やシーマの活躍の背景には、低金利、地価.株価の高騰による資産効果をテコにした内需景気の拡大、円高基調、物品税廃止による高額商品の税率引き下げなどの社会情勢がある。ひとたび、マルっこさがヨーロッパ車の本場の香りとして、また高級な最新技術のしるしとして目に映り認識されてしまうと、もうマルっこさの勝利である。
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